2012.04.14 Saturday
ネームレス・ギャングスター
久々の韓国映画は『ネームレス・ギャングスター』。私が行った劇場では、一人ブロンドの人を見掛けたものの、それ以外は皆(といっても10人いるかいないかくらい)韓国人っぽかったです。彼らは字幕要らずで画面に集中して観賞できるって羨ましいな...。
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コンテナ港で働いていた冴えない中年男が、ひょんなことからマフィアの世界に飛び込むことに。酔っ払うと随分気が大きくなったり、縁故関係を持ち出し強引にコネを作り出す主人公のキャラクターが非常に分かりやすいというか、以前仕事で、九州の土建屋の方に会ったとき「馴れ合い社会で財を成したのだろうけれど、例え旧知の仲であろうとも相手が自分より下と見なすと随分横柄な態度を取る人だな…」と感じたのを思い出しました。
メインを務めた二人、にわか成金になっても常に根回しを欠かさない男役のチェ・ミンシクは、過去に演じてきた獰猛な役のイメージが強いので、最初はキム・ユンソクが適役な気がしたのですが、役作りなのか素なのか見た目も行動もいい感じにだらし無くなっていました。それとは正反対に、普段は感情を露にしない抑えめな態度で汚い手を下すのは側近に全面委任しつつ、ここぞという時に凄みを見せたハ・ジョンウも良かったです(彼らの前作ー『悪魔を見た』とか『哀しき獣』は、主人公の行動やアクションシーンが現実離れし過ぎていて、私には理解不能と言うか「いくらなんでもこれは無いだろ」って唖然とした記憶があったけれど...。あっ、でも『殺人の追憶』とか『チェイサー』の展開はとっても好き!)。
話の中心になるのが1980〜90年代なので、それに合わせてか音楽も昭和の刑事ドラマとかグループサウンズチックで、権威を見せつけるかの様に誰も彼もが金ピカのロレックスを身につけているのが何度も映り込むのですが、それと同じ頻度で食事シーンが登場するのですね。私も、その場に居合わせたいくらいで「あぁ、アジア映画の食卓って、欧米のそれよりもずっと美味しそうだよな」としみじみ。
ショッキングな場面より、むしろ人間の狡猾さの方が描かれているので、変にドキドキして心臓に無駄な負担を掛けたりせずに、時折ニヤニヤすらしながら安心して見ていられました。
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この作品には関わっていないものの、キム・ユンソクの名前が出てきたので彼に関してちょっと付け加えるなら、三枚目役者だとばかり思っていたのに、画像検索すると実は爽やか系だったりする…?『亀、走る/Running Turtle』や、もうすぐ公開される『ワンドゥギ/Punch』あたりはコミカルで気楽に見ることができていいですね。























